2013年08月02日

今日、キョンキョンに会ってきました

今日、紀伊國屋サザンシアターで「頭痛肩こり樋口一葉」という演劇をみてきた。脚本は井上ひさし。2013年7月11日〜8月11日まで公演中。

入場料金がなんと8400円もした。

悲しい場面であればあるほど観客が笑うという、おそらく脚本家井上ひさし自身の企みが見事に成功していたと思う。これはマジしゃれにならんというような悲しい場面が何度もでてきてそのたびに客が笑っている。それが許される。これは極上の演劇ならではの世界なのかもしれない。

私がいままでにみた演劇のなかで一番よかったとおもう。もし15年前にこれをみていたら私は演劇を続けていたかもしてない。(サザンシアターの隣りに東急ハンズがあって開演前にのぞいたら本格的な大道芸人グッズがあって衝動買いにかられるのを抑えるのに苦労するほど熱しやすくさめやすい私なのでいいすぎかもしれないけど)

主人公樋口一葉の役は小泉今日子だった。

小泉今日子にはじめて出会ったのはあれはたしか中学生のとき友人の部屋だったと思う。中学生にとっては高価といえる小泉今日子の写真集をみた時はまさかこの人がキョンキョンとよばれ後にこれほどまでにビックスターになろうなどとは知る由もなかった。

前から5列目のどばん中の席からみていると、キョンキョンもオレも歳をとったなーと感無量だった。

開演13時半から15分の休憩をはさんで16時半までの長い芝居。開演の幕が上がると最初キョンキョンは子役としてでてくる。そしてその後すぐに19歳としてでてくる。それから夭折する24歳までの毎年、その後幽霊となってから二年。場面は常に7月16日のお盆の夕方という舞台設定。

登場人物は6人全て女性。実力ある舞台女優にかこまれてキョンキョンはかなりハードな役をこなす。写真集でみたあのキャピキャピさはもちろんなく、極貧、病弱の役柄からユーモア―を醸し出す。キョンキョンはじめ6人の女優たちと共にした3時間は濃密で最高のひと時だった。

はい、そこでそろそろ、この、「頭痛 肩こり 樋口一葉」という芝居と「たこの木クラブ」となんの関係があるのかという問題にとりくみたいところだが、このあたりの問題は私にとって個人的な大テーマである気もしてまあ追々じっくりと今後考えていけたらなと思う。

それにしてもこの芝居ほど泣きながら笑った芝居はなかった。芝居にかぎらず人生においてもこんなに泣きながら笑ったことはなかったかもしれない。

悲劇と喜劇の接点。そして生と死の接点あたりをうろうろするようなホントにそんな芝居だった。

オレもキョンキョンも人生の折り返し地点をすぎている。そう思わされた芝居でもあった。

この芝居のラストシーンは一葉のふたつ年下の妹がひとりこの世に残される。このラストシーンについてこれ以上書くのは控えさしてもらう。10時にサザンシアターにいけば当日券が手に入ると思うので是非西山さんや若い人にも見てもらいたいと思う。8400円以上の価値はあると思う。




posted by takonoki at 03:21| Comment(0) | TrackBack(0) | @横田 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月06日

それぞれの夏休み

今年の夏はとにかくにも異常気象ですね〜。
酷暑日があったかと思うと、大雨警報が出される日々。
同じ東京でも天気がまるで違うというのがなんとも不思議です。

8月といえば夏休み。
こんな暑い日が続くと仕事なんてやってられないし、
普段溜まった疲れを長期に休んでリフレッシュ。
とても大切なことだと思います。

でも、
自立生活支援に携わっている者にとっては、
支援を止めることはできず、一斉に休みを取るということにはなりませんね。

たこの木もそれぞれがそれぞれに順次休みを取るって感じです。

さて、
そこで気になるのが自立生活をしている当事者たちの夏休み。
日中系サービスが日割り計算になって以降、それほど長期の休みを取るということはなくなりましたし、
それとは関係なく、それぞれがそれぞれに休みをとって親もとに帰ると言う人たちもいます。

で、
地元で育ち、地元で自立生活している人たちなのですが、時に1週間〜10日親もとに帰ると言う人もいます。〈まったく帰らないと言う人もいますが)
「すぐ身近にいるのになんで?」と思ったりするのですが、
普段別々に過ごしているからこそ「たまには良いよね」って感じで、
当事者本人の予定や希望と親御さんの希望とを調整の上、しばしおやもとですごしています。

私にしてみれば、1週間〜10日も親もとで当事者たちは何しているんだろう?親と過ごす時間、間が持つのだろうか?と勝手に心配しています。

スタッフの西山さんも、1週間ほど親もとへ行くというのでその辺りいったいどうしているのかと伺えば、
親と一緒に過ごす以外に、同級生にあったり一人で遊びに出かけたりしているとの事。

確かに、親と適度な距離が取れれば普段の一人暮らしとは違い、結構リフレッシュできるのでしょうね。

それを知的当事者に当てはめてみれば、
介助や支援が不可欠な当事者たち。
親子の間柄で介助や支援という話にはならないでしょうし、
自立生活が始まる以前は、当然のごとくにやり取りしていたこと。
なので、べつに大したことないと親の側は思うかも。

でも、子 どもの側は?
確かに、久しぶりに会いたい気持ちはあるだろうし、親に甘えることだってあるだろう。
又、自立生活している事をあれやこれやと語り自分の成長ぶりを示したいということもあるかもしれない。
でも、日常付き合っていない親にしてみれば、そこんところを本人から知ることはできず、
以前一緒に暮らしていた時のままの関係になるかもしれない。

それを本人が良しとしていたらそれも良いと思うのだが、
そうでなかったら・・・?

親と子の関係は、とても大切だと思うが、そこに介助というものを必要とする時、介助することに引きづられ、ごくあたりまえの親と子の関係が築けないのではないかと心配する。
又、親の側から見てそんなこと考える間も良好な関係があったとしても、
西山さんのように、自分一人で行動しようと思った時、普段なら介助者がいるけど介助を親がするとなれば、親と子の距離は取れない。

なんてことを、
毎年夏と冬に思ったりするのだけど、
それも又それぞれの夏休みということなんだろうと思う。



posted by takonoki at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月07日

お国自慢

こんにちは、少しご無沙汰です西山です。

ふとブログを読み返そうとしましたが、岩橋さんのも横田さんのもブログの割に密度が濃くて読めませんでした。


先月の通信で「扇風機ください!」て書いたら扇風機をいただきました。ありがとうございます。扇風機涼しい!(^^)!


さて、先週私は実家に帰省していました。
実家は鹿児島です。

楽しかった。


大学の時とても好きだった先生の授業で

「隣の人とあなたのお国自慢をしてください」

というのがありました。

なんでやったのかよく覚えてないけど、お国自慢できるのは良いよねみたいな話だったと思うのでとりあえずお国自慢しときます。



湧き水がとっても美味しかった霧島!
写真 (2).JPG


鹿児島名物回るそうめん流し!
写真 (3).JPG


観光列車「指宿のたまて箱」いぶたま!
写真 (5).JPG

素敵な車内(*´ω`)
写真 (4).JPG



あー楽しかったぁ。

なんか今までの帰省で一番楽しかったし、一番足りなかったなぁ。

やっぱり私が知っている高校までの鹿児島と大人になってから行く鹿児島は全然違うのです。
行動範囲も今の方が広いし、考え方も感じ方も違う。


うーん、やはり地元に帰るという選択肢もありますな。

良いとこでした、鹿児島。



-------------------------------------
右のアマゾンリンクからアマゾンに飛んで商品を購入するとその数%がたこの木の収益に!
商品を買わなくてもクリックするだけでそのパーセンテージが上がってく!

ということでワンクリックよろしくお願いします。
posted by takonoki at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | @西山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月09日

対等性

「当事者の会」の支援者としての私はつくづくダメだと思う。ほんとうにどうしょうもないと思っている。ぶちゃけ私だけでなく他の支援者も全然ダメだと思ってる。

心の底ではこれまでずーとそう思って支援をしていたわけだからいいわけがない。そして今後もそう思いながら支援をやる可能性大なのでつらい限りだ。

だから西山さんのブログなんか読むと私は完全にバカにされていると思ってしまう。もっともだと思う。情けないことに、よくぞバカにしてくれたとホッとした気持ちにさえなってしまう。私が自意識過剰なだけで西山さんは全然そんなこと思ってないのかもしれない。

しかし少なくとも当事者の会での支援がどうしょうもなくダメだなと自分で思っているのは確かなようだ。
 
当事者の会での支援の在り様は岩橋さんや西山さんとこれまでさんざん話あったが、もうなんか私は聞く耳がもてなくなってしまっている。ぶちゃけ当事者の会より当事者の会についてたこの木のスタッフと話あうのがもっとイヤだ。

どうしよう?

 今、思いついたことだが「ダメ支援者でどーもすみません」的なスタンスで当事者の会にのぞむのがいいかもしれない。
 支援の魅力がどうしてもいまひとつみいだせない。強い確固とした魅力や面白さをもっていれば辛かったり、苦しかったりしてもかなりやれるとおもうが、やはりその確固とした魅力を見出せないでいる。

真面目に誠実にやればどんどん魅力がでて面白くなる。そんなそういう分野ってあるとおもうけど、知的障がいの世界では遊び心やユーモアというものがなければ魅力は出てこないと思う。そしてユーモアというのは常に対等性というものが求められる。

魅力あるものにしていくために、当事者と支援者との間にどれだけの対等性をつくりあげていくか。

対等性というのはかなりキーポイントかもしれない。

来週はたこの木通信なのでそれまでにこの対等性について考えてみたい。

posted by takonoki at 00:45| Comment(0) | TrackBack(0) | @横田 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月13日

たこの木ひろばでリセット?

毎週火曜日の仕事が終わるとたこの木ひろばにやってくる当事者。
いつもやってくる前に「たこの木クラブに行きます。」というメールを必ず送ってくる。
しかも、毎回16:50!と言うのが凄い!

これは、たこの木を留守にしがちでせっかく来ていただいても留守にしていると申し訳ないと思い本人とやり取りしたことで、メールに返信しないとたこの木に電話がかかってくる。(たぶん電話がかかってくる時間もいつも同じだと思うけどこちらは記録なし)

そして、毎週(たこの木に誰もいない時は除く)決まった時間にたこの木ひろばにやってくる。

たこの木にやってきた彼は、
「こんにちは」とあいさつを交わし、
その時ひろばにいる人といない人とを確認し、
その後は、携帯電話をいじって、
「あした(すいいち企画)もよろしくお願いします」と言って帰って行く。

いつもとまったく同じパターンで現れる彼。
同じパターンで滞在し、
同じパターンで帰って行く。

傍から見れば、
「いったい何しに来たの?」と思う。

人に会いに来た風でもない。
何か用事がある風でもない。
何か相談事や頼みごとがあるわけでもない。

毎回同じパターンで現れ、
同じパターンで滞在し、
同じパターンで帰って行く。

いじわるな私は、何とか違うパターンを狙いちょっかいを出すも動じない彼。

そんな彼を見てふと思う事は、
仕事帰り、
行きつけの居酒屋によって、
ちょっと1杯お酒をひっかけ、
自宅へと向かうサラリーマンのようにみえる。

かく言う私は、
定時の仕事をしているわけではないのだが、
一日たこの木に詰めているといろんな人がやってきていろんな事を話している。
夕方になって、訪問者やスタッフがいなくなると、一人で作業の続きをすることもあるが、
だらだらと居続ける事もある。

それは日中をどこか一旦リセットするための時間のように思う。

そう想うと、
一見彼の意味のないお決まりのパターンも、実はとても大切な事であり、
その大切な事のためにたこの木ひろばは役に立っているのだと思うとなんだかうれしく思う。



posted by takonoki at 17:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月18日

たこの木通信310号

本日、PDF版たこの木通信310号を登録されている方々へ送信しました。

現在たこの木通信は、通信バックナンバー用も含めて950〜980部発行しています。
発送作業は毎月第3木曜日(毎月15日〜21日)に、多摩ボランティアセンター永山分室を借りて行っています。
朝10時頃から印刷を始め(午前中部屋が空いていないため印刷作業はロウカでやっています)、
両面印刷が終わったページを紙折り機にかけ、一部帳合作業に入ります。

午後からは部屋が使えるので、
本格的に帳合並びに帯封をかける作業。

当事者の方々やそうでない方々入り混じっての作業。
早くから来て手伝ってくれる方。
空いた時間のみほんの少し手伝いに来てくれる方。
ただただ、遊びに来たという方も含め、多い時には十数名。少ない時には5〜6名と言う人数でやっています。

今回で310回目の作業。
想い起せば、作業場所を転々とし、
手伝いに来てくれる方たちも入れ替わり(中学時代から手伝いに来てくれている方もいますが)
通信のページ数も当初は8〜12ページほどだったのが、最近では毎月20ページを超える状況に。

作業をしていて想う事は、
働くという事は常にいかに仕事をシェアしたり、それぞれの得意な事やできる事を組み合わせて一つの仕事を完成させるかという点。

段取りよく作業を進めないと、17時(郵便局が閉まる時間)までには間に合わない。
人数が多くても、段取りを誤ると暇をしている人と忙しく作業する人の格差が広がるので効率は下がる。
人数が少なくても、段取りがうまくいった時には意外と早くに作業が終わる。

個人の能力だけに目を向ければ、集まる人たちの格差は激しい方たちなのは確か。

でも、その見極めは時に誤っていて、
「この作業はこの人には無理かも」と思ってお願いしないでいたら、
ある日人手が足りず、「ゆっくりでいいからやってみる?」とお願いすると、
私の想像を超えるうまさがそこにあったりする。

逆に、作業の能力としては確かなものを持っていても、
おしゃべりに花が咲き、まったく作業を進めない人もいる。
でも、あくまでも皆さんお手伝いに来てくれている人たちなので、
「手が止まってるよ!!」等と強制は決してできない。

逆に、単純作業で睡魔が襲ってくる中、いろんな事をしゃべりまくる人の存在は、気持ちを高め意外と作業効率UPに貢献されていたりもする。

個人の能力のみで作業が進められるならば、一番長くやっている私は誰よりも上手くやらなければならなくなってしまう。又、その事で遅れをとる人にイライラしなければならなかったりする。

でも、
いろんな人ができる事を出し合う。
一人一人のできる事を探す場であれば、
私自身が作業をさぼる事も目立たなくなる。

そんなたこの木通信発行風景は、
毎週開かれているすいいち企画以上に面白い。
自分自身が試される。

作業が終わった後は、近くのファミレスで毎回お疲れさん会。
本当は、一杯呑みに行きたいところだけど、
ここ最近早くに作業が終わるので、お茶にして解散。

とっても楽しい場なので、ぜひ一度お手伝いに来てください。

※楽しい場にし続けるためには、これ以上発行部数が増えるとかなりやばい感じ。
たくさん人が集まり、段取りよく作業ができると、
発行部数もページ数も増やす事ができるかもしれませんが、
お手伝いくださる方々は、その日になってみないと解らないのでこれ以上増やす事は厳しい感じ。
そこで、希望者にはPDF版たこの木通信をメールで配信しています。
PDF版のたこの木通信に切り替えても良いと思う方は、ぜひたこの木クラブまでご連絡ください。

又、現在お試し版という事で無料でPDF版たこの木通信をお送りしています。
いづれは有料配信にしていきたいと考えています。
もしよろしければご連絡ください。
次号よりお送りします。
申込は、
メールフォームで「たこの木通信」希望とお送りください。
その際には、
お名前・ご住所・送付先メールアドレスをお書きください。
(すでに通信を郵送で受け取られている方は、直接たこの木のアドレスにお送りください)


たこの木通信310号目次.pdf



posted by takonoki at 12:59| Comment(0) | TrackBack(0) | たこの木通信 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月21日

北海道旅行〜♪

こんにちは、西山です。

たこの木通信にも書きましたが、先週はガイヘルで北海道に行ってましたー!

私は北海道には、高校の時には高校生クイズで、そして去年ピープルファーストで、そして今年はガイヘルで、

一回も純粋に観光したことは無いのですが3回目の旅行でした。

うーん、のんびり行ってみたい、良いですよね北海道。


都会の方でも広々してるし、本州に比べれば涼しかったし。


寝台特急カシオペアで行ったのですが、まぁ星が綺麗なこと。
写真 (6).JPG


列車から見る星空はまた格別でしたなぁ(*´ω`)


あとは旭山動物園に行ったり。
1186139_606886479342534_738256821_n.jpg

はぁペンギン可愛い。ペンギントンネルは幸せでした。


楽しいことばかりではないガイヘル旅行ですがね…楽しめるところは楽しんできました。

あと函館の朝市とか海鮮好きの私にとっては至福の時でした。


やっぱちゃんと観光しに北海道に行かなくては。


posted by takonoki at 12:45| Comment(0) | TrackBack(0) | @西山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月23日

こんなことをわざわざ書いてみようとおもう

ちわ、よこたです。

ここ二週間ばかりたこの木のブログを読んでいない。
これからもしばらく読まないつもりだ。
読む気がしない。読みたくない。
読むのがこわい。
読むとつかれる。
読むと書く気がなくなる。
これはウソではない。
ウソではないのだが、それでもこのようなことをワザワザたこの木のブログに私が書くのはいくらなんでもマズイんじゃないかと思っていた。許されないことだと思っていた。
常識としてありえない。
そもそもこのようなことを書こうなんてこともいままで思いもしなかった。(あれ?ひょっとしたらたこの木通信とかでそんなことしょっちゅう書いてるかも?)

でも今回はこんなことをワザワザかいてみようと思った。

A「死にたい」      B「死のうとおもう」
A「たこの木をやめたい」 B「たこの木をやめようとおもう」
A「離婚したい」     B「離婚しようとおもう」
こうして考えてみると「〜したい」というのと「〜したいとおもう」という両者とではかなり次元が違う。

 最近気づいたことだが、私の場合「離婚しようとおもう」とおもったことは記憶にあるが、「死のうとおもう」や「たこの木を辞めようとおもう」とおもったことは記憶にない。
「死にたい」「たこの木をやめたい」なんてことはしょっちゅう口にしてるけど。

今回はとっても過激なことを書くつもりだったが実際かいてみると結構ありきたりな日常生活っぽいことを書いている気もする。

それにしても毎週たこの木のブログを書くというのはきついなー。どうしょう?
しかしこの身が持たないってあたりは「持続可能」にとって必要な気もする。

posted by takonoki at 04:18| Comment(0) | TrackBack(0) | @横田 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月26日

ロングの介助とショートの介助

知的当事者たちの介助といっても様々。
1時間半の家事援助や3時間の家事援助+身体介護というのもあれば、
家事援助と身体介護と移動支援を組み合わせて長時間の介助を担うこともある。

知的当事者といっても一人ひとりの状況は違うので、今回は彼らにとってという話ではなくそれを担う私の側の話です。

毎週朝1時間半の家事援助に入るお宅では、
玄関を入って挨拶を済ませると、いきなり洗濯機を回し、朝ごはんの用意。
そしてお弁当作りを済ませ、一息つきつつ介助ノートに目を通し、服薬の確認、歯磨きの見守りそして、出かける用意をして一緒に出る。
介護保険のヘルパーさんと同様に、やるべき事が決まっていてその時間に効率よく動きまわり事を担う。
「おかずは何にしますか?」とじっくり相談して決める時間がないのはなんとも申し訳ないが、逆にあれこれ聞かれて毎食メニューをいう必要もない当事者はそれのほうが結構楽なのかもしれないと勝手に解釈する。
(私は、その時ある食材であれこれ作るが、毎週やってくる他のヘルパーにはいつも同じメニューと決めていたりする)

これと同様のことを前の晩の泊まり介助から入り、朝の介助を済ませて日中活動の場へ送るという人がいる。時間にすると18時から入って翌日の10時までだと16時間。

夕方から寝るまでにやることはそれなりにあるが、
本人が一旦寝入るととりあえず何もない。
何もないけど何かあったら、本人は外へ連絡をとることもできず、様々な事に対処できないので、誰かがついていなければならない。(又は、何かあった時の対処ができる状況を作らなければならない)

私の場合は、
本人が寝た後、明日の用意を済ませる。(洗濯の段取りや料理の下ごしらえとか)
最近、疲れている時には9時頃に寝てしまうこともある。
何もしない。何も指示されない時間が多い。
(起きている時も、指示は少ない人ですが)

たっぷりある介助時間。
先の彼の所に入ると、「もう少し時間があればこった料理も作れるのに…」と思うことがある。
でも、実際時間があってもそれほどこった料理を作るわけでもない。
淡々とやることをこなすのだけど、あまりに時間があるのでまったりし過ぎて結局慌ててしまうこともある。

重度身体当事者の場合には、「起きるよ〜」と声かけられて起きる。
しかし、彼の場合は「時間だよ〜。起きて〜」とこちらから声をかける。

手を抜こうと思えばいくらでも抜ける。
逆に、家事って際限ないから目につくことを全部やっていてはきりがない。
又、目につかない人はまったく目につかずやれていないことが目につく。

重度身体当事者のロングな介助は、
ひたすら本人の要望を待っていれば済むという面があるのだが、
重度知的当事者のロングな介助は、
介助者自身が気づかなければ当事者の暮らしは回っていかなくなる。

「目を話すことができない」ということを除けば、
ショートの介助でやるべきことをやるほうがお互い楽だったりするようにも思う。

でも、タイトな時間をどのように担うかはなかなか決められない。

重度訪問介護の対象拡大が来年の4月から始まる。
ロングな介助を前提とした重度知的当事者。
それを当事者がいかに使いこなすか?
ヘルパーとしてそれをどのように担うか?

一人暮らしをしている重度知的当事者の数はまだまだ数えるほどしかない。
よって、その担い手の数も多くはない。
限られたケースの中で、
ロングな介助をどのように担っていくか?
制度面での課題以外に、個々の担い手に委ねられる様々な課題があると思う。

でも、それを検証する場があまりにも少ない。


posted by takonoki at 13:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月28日

他愛もないはなし1

こんにちは、西山です。

なんだか東京にも少しずつ涼しい風が吹き始めて、だんだん秋がやってきそうですね。


去年は残暑が厳しかったけど、ふつうは東京ってちゃんと秋がありますよね。

私は季節の中で秋が一番好きなんですが、地元鹿児島は本当に秋が一瞬なのです。

9月もずーっと暑くて、10月もまぁまぁ暑くて、あれちょっと涼しくなったなぁと思ったら冬になるのです。

だから東京に来た最初の年は、「はっ!秋がある!秋服を買わねば!」と思って買い物したのをよく覚えてます。


うーん、良い季節(*´ω`)


最近、というかここ3か月ぐらい図書館に通うようになりました^^;;
もともと本を読まない方でもないですが、こんなに図書館に通ってずっと本を借り続けてるなんて久しぶりです。

ていうか大学生になってから買う方が楽になったりしたのか。


けど図書館通いだすと楽しい。

よく分からないけど、どうして図書館とか大きい本屋さんとかウロウロ回ってるだけで楽しいんですかね。しかもけっこうな時間を使っちゃうんですよねー

ほんと、お金を出さずにいろんな本が読めるなんてすばらしいなぁ、図書館ありがとう。


そんな感じでネタがないので最近読んだ本でも紹介しとこうかな!

まずは【キノの旅シリーズ】




私はこの歳になってライトノベルを初めて読みました。
これアニメは見てた記憶があったのでなんとなく読み始めたんですが面白い。漫画みたいで超読みやすい。
旅人キノが言葉をしゃべるモトラド(バイクみたいな)のエルメスといろんな国を旅していく物語。
その出てくる国が、本当に人の心が分かるように科学技術が進歩した「人の痛みがわかる国」だったり、15歳になったら大人になる手術を受けて大人にならなければならない「大人の国」だったり、中2心をくすぐります。

軽く物語を読みたくなった時にはお勧めですな。


それと一番最近読んだのが【ナガサキノート】



親も戦後生まれの若手の新聞記者が、長崎で被爆した人たちを取材したものです。
痛い痛い。本当に痛い。
読んでる途中でグギューッとなって痛いです。そしてめちゃめちゃ月並みな感想ですが戦争って恐ろしいなぁ、と。

やっぱり戦争したくないし、自衛隊にも戦争に行ってほしくないし、身近な人に戦争で死んでほしくないし。
平和であってほしいですな。


まぁそんな感じで本を読んでいるこの頃です。



-------------------------------------
【やっぱり秋は読書だね】
右のアマゾンリンクからアマゾンに飛んで商品を購入するとその数%がたこの木の収益に!
商品を買わなくてもクリックするだけでそのパーセンテージが上がってく!

ということでワンクリックよろしくお願いします。
posted by takonoki at 13:15| Comment(0) | TrackBack(0) | @西山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする