正直村の庄屋うどんというのは、すいいち企画に参加している人たちのなかにも何人か働いている「あしたや」という店で売られている商品だ。
私は「あしたや」の店に並べられている商品を眺めるのがすきだ。
最初からすきだったわけではない。
あしたやの商品は高い。なにか買おうと思ってもなかなか手がでない。必然的に眺めている時間が多くなる。
ひとめぼれという言葉があるが、たいていの場合、愛は眺めることから始まるものなのかもしれない。
これまでたびたび眺めているうちに、ついに愛が値段に勝るときがきた!
うなるような値段もさることながら、無添加、無農薬、無漂白、国産などという表示がやたら目につく商品たちが私の関心をジワジワと引き寄せる。
もはや最近では、あしたやの商品を買うのにさほど勇気を要しない。さすがユーキノー。
もうずいぶんとあしたやの食品を買った。
たしかにうまい。マイウー
体にもいいし、おまけにたこの木クラブの事務所のガスコンロで作れるのでかえって安上がりだ。
家事援助で料理をするときの勉強にもなる。
あしたやの商品に少しずつはまってきている。今度はめんつゆを買う予定だ。
うまい! 体にいい! かえって安上がり!おまけにすいいち参加者たちのなかにも働いている人たちのいるあしたやでの給料に貢献しているとなればいいことずくめではないか!
スーパーとかで安いからといって添加物とかいっぱい入ってしかもマズいものばかりを食べているとのちのち高くついてしまうとも考えられる。
あしたやの商品を眺めているといろいろ楽しい想像がわいてくる。
ちなみに今日食べた「庄屋うどん」は179円。250グラム。二食分は余裕である。ぜんぜん高くないよね。干しうどんなのでゆでてキムチいりの味噌汁に入れて食べた。いわゆる味噌煮込みうどん。
今度は味噌もあしたやでかーおーおっと。
実はキムチは別のオーガニック店で買ったものだ。
庄屋うどんのパッケージには次のような生産者からの声が書かれている。
『 特に利益より人間の身体に対して安全性にうるさい職人気質で歩み続けて30年の歳月を経ています。富岡市郊外にて真心のこもった昔ながらの味と製法を守り続け全国でも数少ない農林省指定製粉工場となっています。』
これからも豊かな食生活を送りたいものだ。 (よこた)