2013年10月30日

PF大会に参加すると言う事 その4

今週末に迫ったPF大会。
お金の工面をし、とりあえず1対1ではないけど支援者を工面し、
大会に参加するための日程をそれぞれに立て、
(個別の待ち合わせ場所とか前後の介助者の手配等々)

周辺状況をとにかくなんとかし、後は内容の話。

金曜日と日曜日終了後の少しの時間は観光の時間や、
土曜日の交流会の後二次会に誰か誘ってくれるかな?という事も楽しみとして期待している。

そして、大会は・・・
一人は、どうやら自分を主張したいらしい。
一人は、たこの木の代表として行きたいらしい。
一人は、なにか解らないけど楽しみたいらしい。
一人は、わけもわからずとりあえず参加するらしい。

「らしい」というのは私の想像。
私の場合、とりあえず自分が想定する当事者を描き、
実際の現場になれば、絶対私の想定通りでないと描き支援にあたる。

本人任せでは、何をして良いか解らない当事者たち。
支援者任せでは、当事者による大会にはならない。

なので、
「絶対、当事者は〇〇〇と思っているから私はその想いに即した支援する」
「知らんけどな!」

元大阪に住んでいた者としては、
「絶対」と「知らん」とが並列できる大阪の発想ってとても大切だと思っている。

という事で、
実際はあれこれ悩みつつ、間もなく出発の日を迎える。
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2013年10月23日

PF大会に参加すると言う事 その3

いよいよ10日後に迫ったPF大会。

今回初参加の当事者が、
「(こんど)ピースザピースザ&%$#で、おおさかに行くんだ〜」と言いだし、
その気になっている事にちょっとうれしい今日のすいいち企画。

でも、大会に参加するにはあれこれ難問が待ち構えている直前状況です。

まずは、
これまでの大会は、ヘルパーをつけて参加してきた当事者たち。
旅行を支援するという点では、ヘルパーがいる事で個別の行動がとれる。
でも、
大会参加となれば、大会に興味を抱く人でないと本人たちの興味は半減。
何事も知らなければ主張できないと思うけど、
知らないヘルパーが横にいては大会そのもの参加に????

という事で、
今回はやる気満々のボラさんに言ってもらう事したが、
直前になっていけなくなり、
結局、当事者4人の所支援者3人。
男性二人と男性の私が3日間やり取りする事となりました。

もう一つは、
費用の負担。
本人分の負担は当然だけど、
介助者分の費用はどうするか?
この間あれこれ安いツアーを探してもうしこんだけど、
自分の費用+介助者分の費用では、かなりの額になる。

やる気のある介助者が自分の関心に合わせ参加する時、
その費用を介助者も支払うという事は一つの考えとしてある。

しかしそれは、
そう言う介助者がいない時、当事者は参加できなくなってしまう。

たこの木が負担するという事も一つの考えとしてある。
でも、常に財政難のたこの木にあって、参加者が増えれば増えるほどその負担が増大し破たんする。

長い目で見れば、当事者本人が負担する方が良い。
そして、何をどのように本人が負担するのかをたこの木としては考える。

結局、介助者分のツアー代金を負担してもらい、大会参加費については会の研修費と言う名目で支出する事となった。

さらに、介助料となればさらに難問。
24時間に近い支給を受けている人から、
市外故に制度が使えない人もいたりする。

又、それぞれ必要とする支援の度合いが違うけど、
大会期間中に人を拘束するという点では同じ。

私一人ならば、実費だけ負担してもらえればホイホイと付いていくのだが、
私のみで対応できる人数は限られている。
又、私と同様に興味がある人がいると思うが、やはり常にそのような人が確保できるかどうかはわからないから、介助料を生み出すために、利用できる制度を利用する。

そうすると、昨今の制度はいっぱい縛りがあるため、そこもかなりややこし。

では、介助料の実費を当事者に負担してもらうなんてかなり厳しい。

結局は、当事者と支援者が1対1で大会に参加するというのは非常に難しいという事で
当事者数人に支援者一人と言う体制で大会に参加するところが多いのだろうと思う。

その事によってたくさんの当事者が参加できるというのも一理ある。
でも、
そこは、個々の当事者が参加するための手立てを模索するたこの木としては、
ややこしい話で、厳しい話ではあるけど、
個々が参加するための支援を模索し続けている。

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2013年10月15日

PF大会に参加すると言う事 その2

PF大会に参加するためには、職場や日中活動の場と調整しなければならない。

今回参加する当事者は4名。
内、3名は2泊3日でもう一人は1泊2日。

それそれがそれぞれの職場や日中活動の場を持っていて、
大会に参加するために休みをとる事となる。

そもそも、
自らが語れない人は、こちらから先方と連絡をとり、大会期間中は休みにすることを伝える。

しかし、
それなりに自分で伝える事ができる人は自分で伝える事となるのだが・・・

普段「休まず仕事をするように」と言われている当事者たち。
「休みをとる」という事がいかに難儀な事かを教えられる。

「有給休暇」のある人は、その意味が解らず「大会に参加したい」気持ちと「仕事を休まずに行く」という事との間で悩む。

又、こちらとやり取りしている事と職場を休んで参加するという事とが理解できす。
私たちには「参加する」といい、職場では「仕事に来るよ」という。

手っ取り早く、
自らが語れない人と同様にこちらから職場に連絡を入れ、了解をとるという誘惑はある。

しかし、
それでは、当事者の困難さが見えてこないし、
「調整する事ができない人」としてしまっては、常に周囲が調整し物事を決めていく事になる。

本人は「もしかしたら調整する事の困難さ抱えているかもしれない」と予想も抱きつつ、
本人を介し、何度も何度も「休みをとる」「休みをとって大会に参加する」という事をやり取りする。

すると、
同じく「調整する事が困難な」人であっても、
「調整」の何に困難さを抱えているかが違うという事が見える。

一人は、「有給休暇の意味」が理解できていない。
もう一人は、「こちらとあちらで同じ話をしている」「それをあなた自身が調整している」という事が見えてくる。

それが見えてくれば、
自ずとその後のやり取りも変わってくる。

当事者職場に対し、
一人は「有給休暇の意味をこれを機に伝えて欲しい」と言い、
もう一人は「先方と私たちの両方が本人の前でやり取りする」

そうして、
とりあえず、当事者4名の参加が確定しました。
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2013年10月04日

PF大会に参加すると言う事

11月2日〜3日に大阪で開かれるPF大会。
多摩から何人も参加する。
それぞれ普段付き合っている支援者とともに参加する事を求め、
たこの木クラブという団体として参加する事は二の次としてきた。

でも、
初めて参加する人。
参加するための支援が見えない人。
そもそも参加したいのかしたくないのか?と言う人たちに対して、
あれやこれやとやり取りが必要と思う人とは、
たこの木クラブが取りまとめて一緒に行っている。

今年、
初参加の人が2名
最近、PF大会に参加する事に意義を感じている人が1名
最近、本当に参加したいのか?なぜ参加したいのか?と言う人が1名。
計4名の当事者と
個々の当事者を支援する人たちが4名と言う構成で参加していく。

さてさて、どんな事が待っているか?
時折報告したいと思います。


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2013年09月01日

「PF大会に参加しますか?」

いよいよ11月2日・3日に開催されるピープルファースト大会(PF大会)が迫ってきた。
たこの木を介し参加を表明する当事者たちがいる一方で、
ぜひ参加してもらいたいと思いつつ声かけしても、どちらともつかない人たちがいる。

たこの木と言う団体参加として、当事者全体に声かけしその雰囲気の中で「参加を表明した」事にするという事はできるだろう。

しかし、たこの木はこれまで「当事者による大会」という事では、
団体としての参加ではなく、個々の当事者自身が参加の可否を決め、
実際参加した際に、個々の想いに即した参加ができる事を願い、支援の体制を考えてきた。

何度か参加するたびに状況を理解し、自らが積極的に参加を表明する人がいる。
人の話を聞いていて興味を抱き、今年初めて参加する人がいる。
毎年毎年参加しているけど、本当のところはどうなのか?と常に疑問を抱きつつ、聞けば「行く!」と明確に応える人もいる。

「どうしようかなぁ〜」と悩む人の方が多いが、
その悩みは、初めての参加に対する不安かもしれない。
ホテルに泊まる事や長距離移動の不安かもしれない。
大会参加と言う経験がないからかもしれない。
お金と時間の調整ができないだけかもしれない。

それぞれの「どうしようかなぁ〜」とも向き合いつつこれまでやってきた。

そんな中で、
毎年参加している当事者が、
「参加しない」と言った。(話題を振った時に、ジェスチャーで)

毎年参加しているので参加するのが当然と思っていた私は驚いた。

驚きつつも、その理由をあれこれ探る。

折しも共同連新潟大会が終わった後なので、疲れてそういったのかもしれない。
共同連大会が楽しくなかったので同じく「大会」という言葉に「楽しくない」と思ったかもしれない。
この夏個人旅行に行き、新潟に行き、さらに大阪と言うのは、「もういい」と思ったかもしれない。

いやいやそんな事ではなく、
私の側が、長年楽しみに出かけていたと思い込んでいただけなのかもしれない。
積み重ねてきたと思うのは私の側で、実は積み重ねるための支援が不十分であったため、本人は我慢できなくなって「参加しない」となったのかもしれない。

時間を空け、「行かないなら行かないで決めなきゃね!」と聞いてみる。
そして「どうする?行く?」と聞けば、「(ジェスチャーで)行く」と言う。

益々、本人の想いはどこにあるのかが分からなくなる。
「行かない」と表現されれば悩み、
「行く」と表現されても悩む。

本当のところどうなのか?どこまで行っても悩みが尽きない。

「どうする?」と聞けば答えられない知的当事者。
ならば、
「行こうよ!」と声かけすれば、声かけする者に影響される。
ならば、
何も聞かないで本人の想いが出てくるのを待っていても、そもそも選択肢がなければ何も始まっていかない。

そんな事を想いつつ、
毎年締切期限が迫っている。

2013.第19回PF大会チラシ.pdf
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2013年08月26日

ロングの介助とショートの介助

知的当事者たちの介助といっても様々。
1時間半の家事援助や3時間の家事援助+身体介護というのもあれば、
家事援助と身体介護と移動支援を組み合わせて長時間の介助を担うこともある。

知的当事者といっても一人ひとりの状況は違うので、今回は彼らにとってという話ではなくそれを担う私の側の話です。

毎週朝1時間半の家事援助に入るお宅では、
玄関を入って挨拶を済ませると、いきなり洗濯機を回し、朝ごはんの用意。
そしてお弁当作りを済ませ、一息つきつつ介助ノートに目を通し、服薬の確認、歯磨きの見守りそして、出かける用意をして一緒に出る。
介護保険のヘルパーさんと同様に、やるべき事が決まっていてその時間に効率よく動きまわり事を担う。
「おかずは何にしますか?」とじっくり相談して決める時間がないのはなんとも申し訳ないが、逆にあれこれ聞かれて毎食メニューをいう必要もない当事者はそれのほうが結構楽なのかもしれないと勝手に解釈する。
(私は、その時ある食材であれこれ作るが、毎週やってくる他のヘルパーにはいつも同じメニューと決めていたりする)

これと同様のことを前の晩の泊まり介助から入り、朝の介助を済ませて日中活動の場へ送るという人がいる。時間にすると18時から入って翌日の10時までだと16時間。

夕方から寝るまでにやることはそれなりにあるが、
本人が一旦寝入るととりあえず何もない。
何もないけど何かあったら、本人は外へ連絡をとることもできず、様々な事に対処できないので、誰かがついていなければならない。(又は、何かあった時の対処ができる状況を作らなければならない)

私の場合は、
本人が寝た後、明日の用意を済ませる。(洗濯の段取りや料理の下ごしらえとか)
最近、疲れている時には9時頃に寝てしまうこともある。
何もしない。何も指示されない時間が多い。
(起きている時も、指示は少ない人ですが)

たっぷりある介助時間。
先の彼の所に入ると、「もう少し時間があればこった料理も作れるのに…」と思うことがある。
でも、実際時間があってもそれほどこった料理を作るわけでもない。
淡々とやることをこなすのだけど、あまりに時間があるのでまったりし過ぎて結局慌ててしまうこともある。

重度身体当事者の場合には、「起きるよ〜」と声かけられて起きる。
しかし、彼の場合は「時間だよ〜。起きて〜」とこちらから声をかける。

手を抜こうと思えばいくらでも抜ける。
逆に、家事って際限ないから目につくことを全部やっていてはきりがない。
又、目につかない人はまったく目につかずやれていないことが目につく。

重度身体当事者のロングな介助は、
ひたすら本人の要望を待っていれば済むという面があるのだが、
重度知的当事者のロングな介助は、
介助者自身が気づかなければ当事者の暮らしは回っていかなくなる。

「目を話すことができない」ということを除けば、
ショートの介助でやるべきことをやるほうがお互い楽だったりするようにも思う。

でも、タイトな時間をどのように担うかはなかなか決められない。

重度訪問介護の対象拡大が来年の4月から始まる。
ロングな介助を前提とした重度知的当事者。
それを当事者がいかに使いこなすか?
ヘルパーとしてそれをどのように担うか?

一人暮らしをしている重度知的当事者の数はまだまだ数えるほどしかない。
よって、その担い手の数も多くはない。
限られたケースの中で、
ロングな介助をどのように担っていくか?
制度面での課題以外に、個々の担い手に委ねられる様々な課題があると思う。

でも、それを検証する場があまりにも少ない。


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2013年08月13日

たこの木ひろばでリセット?

毎週火曜日の仕事が終わるとたこの木ひろばにやってくる当事者。
いつもやってくる前に「たこの木クラブに行きます。」というメールを必ず送ってくる。
しかも、毎回16:50!と言うのが凄い!

これは、たこの木を留守にしがちでせっかく来ていただいても留守にしていると申し訳ないと思い本人とやり取りしたことで、メールに返信しないとたこの木に電話がかかってくる。(たぶん電話がかかってくる時間もいつも同じだと思うけどこちらは記録なし)

そして、毎週(たこの木に誰もいない時は除く)決まった時間にたこの木ひろばにやってくる。

たこの木にやってきた彼は、
「こんにちは」とあいさつを交わし、
その時ひろばにいる人といない人とを確認し、
その後は、携帯電話をいじって、
「あした(すいいち企画)もよろしくお願いします」と言って帰って行く。

いつもとまったく同じパターンで現れる彼。
同じパターンで滞在し、
同じパターンで帰って行く。

傍から見れば、
「いったい何しに来たの?」と思う。

人に会いに来た風でもない。
何か用事がある風でもない。
何か相談事や頼みごとがあるわけでもない。

毎回同じパターンで現れ、
同じパターンで滞在し、
同じパターンで帰って行く。

いじわるな私は、何とか違うパターンを狙いちょっかいを出すも動じない彼。

そんな彼を見てふと思う事は、
仕事帰り、
行きつけの居酒屋によって、
ちょっと1杯お酒をひっかけ、
自宅へと向かうサラリーマンのようにみえる。

かく言う私は、
定時の仕事をしているわけではないのだが、
一日たこの木に詰めているといろんな人がやってきていろんな事を話している。
夕方になって、訪問者やスタッフがいなくなると、一人で作業の続きをすることもあるが、
だらだらと居続ける事もある。

それは日中をどこか一旦リセットするための時間のように思う。

そう想うと、
一見彼の意味のないお決まりのパターンも、実はとても大切な事であり、
その大切な事のためにたこの木ひろばは役に立っているのだと思うとなんだかうれしく思う。



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2013年06月29日

やはり複数事業所で支える方が良いね

たこの木周辺で自立生活をしている知的当事者の皆さん。
24時間常に何らかの支援を受けて生活を成り立たせている方たちも多い。

一昨日の木曜日の午後、
金曜日の午後から夜にかけてヘルパーを派遣している事業所から連絡が入った。
「いつも14時〜21時の枠で入っているヘルパーが急にいけなくなって、そちらで何とかなりませんか?」との事。

昨日はすでに予定が入っていた私。
「まずは、もう一つの事業所の方に聞いてもらえますか?とりあえずこちらも対応できるか調整はしてみます」と応えた。

夜になって、
「もうひとつの事業所とようやく連絡がとれたのですが、18時からなら対応できると言われ、こちらも17時前までなら何とかなるんですが…(「16時半〜18時の間の派遣の空白ができてしまう」と言う意)

「それならば、前後をずらして何とかなるかもしれないので、その線で先方にお願いしてみます」ととりあえず応え、当日朝に返事することにした。

そして・・・
14時〜21時の派遣の枠は…

・14時〜16時半:いつも派遣している事業所の別のヘルパー
・16時半〜18時:はてなのたね(として私)
・18時〜21時:21時以降泊り介助に入る人が前倒しで入る

という形で、派遣の空白が生まれることなく何とかなった。

これが一つの事業所のみで担っていたとしたら・・・
たぶん、非常にやばい状況になっていたかもしれない。
又、やばい状況にならないためには、24時間何らかの支援を必要とする当事者に対する派遣は受けない。
となったかもしれない。

でも、
3社がそれぞれに都合し合い、お互いの不十分さをカバーする。
そのことで、困難な状況をも支援し続けられる。
そんな想いにさせてくれた出来事でした。

ちなみに、
その当事者は…

こちらは何とかなったと言う想いであっても、当事者にしてみれば細切れにやってくる介助者には困ったものだと思っているだろう。
その辺り、支援の不十分さを詫びねばならないと想う。

そんなことも思いつつ、短い時間彼の家に滞在していた私。
彼の様子はといえば、
私とは決して目を合わそうとはしない。
ものを頼みもしない。
でも、静かにのんびりと過ごしている。
ただ、次の介助者との交代時間が近づくとバタバタし始めた。

そんな様子から思い描くと、
普段の金曜日の午後から土曜日の朝にかけては2交代になっている。
そこへ、つなぎとしてやってきた私。
彼は、私と目を合わさないことで私の存在を無にし、
彼なりに普段の2交代制の状態を保とうとしたのだと思った。

なので、こちらは訪ねた時と帰る時に挨拶を交わしただけ。
やっぱり気を使わせてしまったと思いつつも、彼のはからいをとてもありがたく思いました。



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2013年06月18日

地域に戻すというならば・・・

近年、「触法障がい者」の問題が取り上げられるようになった。
長崎から始まった定着支援センターは各都道府県に設置され、刑務所から出てくる話もさることながら、その入口である、障害当事者が関与する裁判や逮捕拘留の問題等々の課題も取り上げられるようになってきた。

本人が犯してしまった過ちを本人のみの責任とせず、周囲の支援の不足故に起こっている事柄として取り上げられることは歓迎されることと思う。

かく言うたこの木も4年前からこの問題に取り組まざるをえない状況が生まれている。
いや、それ以前から小さな地域でのトラブルは昔も今も常にあり、本人のみの責任とせずその人の周囲にいる者として支援の不十分さを常に意識しつつ事柄と向き合ってきた。

そんなたこの木や多摩の取り組みが、ここ最近注目されているらしく各方面からこの件にまつわる話が集まり、又関連する集まりに声をかけたれたりする。

4年前、兎にも角にも目の前の現実を何とかするために動いていた時は、
「難しい問題ですね〜」と相手にもしなかった人たちが、今声をかけてくれる。
それは、時代の変化として歓迎すべきことだと思わなくもない。

でも、何かが違う。
たこの木は決して専門家集団ではない。
只々、目の前にいる人達と付き合い続けていくことだけを願い、
そこに生まれる様々な課題を担ってきた。

「触法障がい者」という文言が先にあるのではなく、
目の前にいる当事者が罪を犯してしまった。
そのことにどう私たちは向き合うべきなのか?を考えてきた。

それは、単に本人の問題としてではなく、常に私たちは私たちの側が問われるものと思っている。
そして、それはとてもとても大変なことで、
だから、何かすごい取り組みをしていると言うよりも、只々目の前にある現実から逃げずにやり続けるしかないと言う取り組み方でここまでかろうじてやってきたという感じ。

地域で活動する。地域で暮らすものとして障がい当事者が地域に戻ってこれない現実は何とかしたい、自らの経験も提供しつつ、私たち自身もこの先の支援を考えて行きたいと願う。
そんな私たちが、出向いて行った先で話し合われていることは・・・

いわゆる専門家と呼ばれる人たちであったり、
様々な地位や立場のある方たちばかり。
それぞれの立場で懸命に真摯に担われていることはわかる。
でも、そういう人たちが集う場に同席していると、とても居心地が悪い。

自分が何の後ろ盾も何の専門性もないことで居心地が悪いわけではない。

それよりも、
そういう人たちが懸命に考えれば考えるほど、
その話に地域の人たちは関心を寄せるのだろうか?
自分たちが持つものはずらさず、
地域が変わることを専門的見地から考え、
自分にない専門性を他の専門性に求めて検討を重ねる。

確かに素晴らしいものができるのだろうが、
それを地域の誰が聞くというのだろうか?

あの人・この場面をあれこれ思い浮かべつつ同席していると、
その距離の遠さに自分は何故ここにいるのだろうかと言う居心地の悪さを感じる。

自分にたくさんの時間とお金と余裕があれば、
そうそうたるメンバーの人たちの中にいてそういう人たちと繋がることはとても有効だと思う。

でも、時間もお金も余裕もない中で、現場で必死になって当事者を支えている人たちとの遣り取りをする時間さえ端折らなければならない現実の中、なんとも心苦しいものを感じる。

これが、
専門性を高める場という事ならば、それはそれで良いと思う。
それならば、私が出かけて行く時はその専門性を必要とする時だから、
ぜひぜひ頑張って欲しいとも思う。

ただ、
「地域に戻す」「地域の受け入れ先」「地域の理解」などと求める。
そのために、地域で活動している私たちに声もかけてくれているということに持つ長てているのだろう。
その目的を前に、自分たちの取り組みはどのように地域に受け入れられるのか?
と言うそれぞれの立場から捉え返す中で、私たちも又自らを捉え返す機会に繋ががり、
その先に「連携」というものが見えてくるのではないかと思う。

私は、どうも黙って返ってこれない質で、
「転んだら石でも拾って起きる」質の私としては、
会の趣旨とはまるで関係のないところで、とにかくつながりを求めていく。

それと同様に、
理解不能の様々な事柄は地域にゴマンとあるでしょうが、
ぜひぜひ、現場の方に足を運んで自らの課題に活用願いたいと思う。

そして、
そういう中で人はつながり、
そのずっと先で、「地域に戻す」ではなく「地域に戻る」事が生まれてくるように思う。

ずっと先のことだが、今のままではたぶん「地域」にはつながらないと思った。



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2013年06月10日

この週末は・・・

金曜日の夜は、
東京トラブルシューターネットワークの集まりに参加。
土曜日の午後は、
厚労省の職員(とは言っても、個人的な立場で)と話をしてその後飲みに出かけ
日曜日は、
ケアホームを運営している事業所の総会に参加。

いづれも、
たこの木の活動と大きく関わる方々との出会いであるが、
日常的なつながりはなく、
又、日常的な関わりがあっても総会という特別な場面に参加。

普段、自分の活動に追われ他者とのつながりを持つ暇もないのだけど、
だからこそ、日常では出会わない、日常とは違った場面での出会いはとても大切だと改めて想う。

そして、
初めて参加した場所なのに、知り合いとばったりであったり、
話を伺い、知っている人や活動を耳にしたり、
知っているつもりでも知らない一面に出会えたりする。

狭い領域で活動しているから、どこに言っても知り合い出会うのか?
それとも、たこの木の活動が非常に多岐にわたっているからか?

何でも知っているようで、実は何も知っていない。

自分自身のフィールドを離れれば、
それは又いろんな事を考えさせられる。

もっともっと自分の枠の外に出て行かなければと思う一方で、
そんな時間と体力とお金がないのが現実。

でも、
様々な人に出会っていきたいと願う。

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2013年06月06日

豊かな昼食

 今日の昼食は正直村の庄屋うどんだった。

正直村の庄屋うどんというのは、すいいち企画に参加している人たちのなかにも何人か働いている「あしたや」という店で売られている商品だ。

 私は「あしたや」の店に並べられている商品を眺めるのがすきだ。
最初からすきだったわけではない。

 あしたやの商品は高い。なにか買おうと思ってもなかなか手がでない。必然的に眺めている時間が多くなる。

 ひとめぼれという言葉があるが、たいていの場合、愛は眺めることから始まるものなのかもしれない。
これまでたびたび眺めているうちに、ついに愛が値段に勝るときがきた!

 うなるような値段もさることながら、無添加、無農薬、無漂白、国産などという表示がやたら目につく商品たちが私の関心をジワジワと引き寄せる。

 もはや最近では、あしたやの商品を買うのにさほど勇気を要しない。さすがユーキノー。
もうずいぶんとあしたやの食品を買った。

 たしかにうまい。マイウー

体にもいいし、おまけにたこの木クラブの事務所のガスコンロで作れるのでかえって安上がりだ。

家事援助で料理をするときの勉強にもなる。

 あしたやの商品に少しずつはまってきている。今度はめんつゆを買う予定だ。

 うまい! 体にいい! かえって安上がり!おまけにすいいち参加者たちのなかにも働いている人たちのいるあしたやでの給料に貢献しているとなればいいことずくめではないか!

 スーパーとかで安いからといって添加物とかいっぱい入ってしかもマズいものばかりを食べているとのちのち高くついてしまうとも考えられる。

 あしたやの商品を眺めているといろいろ楽しい想像がわいてくる。

 ちなみに今日食べた「庄屋うどん」は179円。250グラム。二食分は余裕である。ぜんぜん高くないよね。干しうどんなのでゆでてキムチいりの味噌汁に入れて食べた。いわゆる味噌煮込みうどん。
今度は味噌もあしたやでかーおーおっと。

 実はキムチは別のオーガニック店で買ったものだ。

 庄屋うどんのパッケージには次のような生産者からの声が書かれている。

   『 特に利益より人間の身体に対して安全性にうるさい職人気質で歩み続けて30年の歳月を経ています。富岡市郊外にて真心のこもった昔ながらの味と製法を守り続け全国でも数少ない農林省指定製粉工場となっています。』

 これからも豊かな食生活を送りたいものだ。     (よこた)
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2013年03月23日

Amazon紹介料が・・・

ブログ「たこの木クラブへようこそ」のサイドバーに、
Amazonのリンクを貼ってから約3年半。

初めて紹介料なるものを受け取ったのはリンクを貼ってから3年後。
しっかり、たこの木の口座に振り込まれていました。

そして、先ほど何気に紹介レポートを見ると再び振り込まれる金額に達していた!
この間4ヶ月。

非常に小額だけどとてもありがたい。

システム的には、
表示されている本を購入いただくと紹介料が入るらしい。
又、
このブログから入って、他の商品を買っても紹介料が入るらしい。
又、買わなくてもクリック数に応じて紹介料の%があがるらしい。

そのあたりまったく無知でとりあえず乗っけているだけで申し訳ないが、
とにもかくにもありがたい話。
なので、皆さん
ぜひたこの木の活動にご賛同いただく意味で、このブログよりAmazonに入って、ご購入いただければと思う。

訪問いただくためには、ブログの更新に努めなければと思う。

ちょくちょく作品を寄せてくれる画伯には心より感謝している。
それに合わせる形でブログを更新してくれるスタッフに感謝。

例えば、
「こんな本が出たよ」と書評も交えて情報を送っていただければ、
ブログに掲載する事もできるかもしれない。
たこの木通信の感想や様々な情報を読者投稿という形お寄せいただくのもありかもしれない。

そんな風にして常に財政難を抱えるたこの木を支援していただける事もありかもしれない。

などと、
勝手に妄想中です。


posted by takonoki at 18:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする